戦闘機パイロットの夢を追いかける青春物語

戦闘機パイロットになる夢を追いかける青春物語

防衛大学校物語 第133 -僕たちと合コンしませんか?-

社会人アメフトチームの女子マネで地元金沢の地域誌の編集の仕事をしている人がいた。

今度、「合コンしませんか」特集をやるので掲載しないかと持ち掛けられた。

早速、グループ写真を撮影するのでメンバー集めをする必要があった。

私は、同じマンションに住む「悪友」にM君のほか、飛行隊の仲良しメンバーに声をかけた。

写真映りが重要なので、イケメンで最近結婚したばかりのS君に声をかけると快諾してくれた。

こうして、仲良し4人組でカメラマンに写真を撮ってもらっい、いよいよ地域誌に掲載となった。

自衛隊から許可をとるとなると手続きが面倒そうだったので、紹介文には「小松の空飛ぶ公務員」と航空自衛隊パイロットとは明言せずに、パイロットをにおわせるだけにした。

読者には、このグループがパイロットたちだと分かるはずだ。

地域誌には何組かの男性グループが紹介されていた。

これを目にした読者が、気に入った男性グループと合コンをしたければ、編集社に手紙を送る方式だった。

合コンの申し込み件数では、私たちは2番目に多かったと後で聞いた。

私と向かいの部屋のM君で合コンの申し込みの手紙を開封し、気に入った女性グループと合コンをした。

その後、特に発展は無かったが、以降、M君の部屋の女性の出入りが多くなったような気がするのは気のせいだったのだろうか?